自己表現の究極は作曲。
2023/01/20
今、ショパンのピアノソナタ第3番と言うピアノ曲を弾いている。
若いころに一度は弾いた曲だが、この歳になっても難しい。
ピアニストはピアノを弾くことで自分を表現するといわれる。確かにその通りだ。
しかし、弾く曲はショパンの曲。ショパンの曲を介した自己表現というのが正確なところだ。
もちろん素晴らしい事だし、これに生涯をかけるピアノ弾きは何万人といる。
しかしながら「ゼロ」から自分を表現するものとは、やはり作曲なのではないだろうか。
ショパンの時代とは違い、DTMを用いるにせよなんにせよ、音で自分を表現する究極の手段は作曲な気がする。
私もピアノで即興演奏を行うことがある。
その時思いついたことをピアノで表現する、それが即興演奏だ。これも作曲の一種。
昔だと五線紙かじりついて行う作曲、今ならDTMで行う作曲とは趣が違うが、その場で作曲していることには違いない。
ショパンはピアニスト、作曲家でありながら即興演奏の名手だったという。
よって、ショパンのすべての曲は、彼が即興演奏したものを楽譜に書き留めたという人もいる。
ショパンの曲を弾くとき、今その場で曲が生まれたようにピアノを弾くのがいいのではないだろうか。
それにつけても、作曲できるなんてすばらしい。
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