音楽教室とは。

年末年始には、約10年ぶりに実家愛媛県宇和島市に帰省した。

自然にあふれる街、風光明媚な街、幼少期を過ごした街、私自身のアイデンティティを形作った街である。

 

朝も早くから釣りに行ったり、日がな一日海で泳いだりしたことを思い出す。

今の自分のピアノを聴いてくれたお客さんの中には、そんな大自然の中で幼少期を過ごしたことが今のピアノに反映されているなどと言ってくれる方もいる。

感じ方は人それぞれ、本当にそうなのかは自分でもわからない。

音楽という情操教育を受け、自然に囲まれていたことで、何かしら感性を形作るものがあったことは事実だろう。

 

そんな愛媛県宇和島市を離れて、30年経つ。

今は学芸大学ほど近く、目黒区のほぼ中心で音楽教室をスタートした。

以前にも書いたことはあったが、子供から大人まで楽しめる音楽教室にしていかなければならないと思う。

田舎を飛び出し、なんの因果か現在の目黒区に落ち着くまっでの我が半生、音楽、ピアノに活かしていきたいと思う。

そして、様々な経験から得た知識を、たくさんの人に伝えていくのが、当音楽教室の主たる目的だ。

 

時代は変わった。経済云々様々なメディアを騒がせているが、日本国内で完結する仕事のみに終わる人生を希望してはいない。

今、AIとかメタバースとか騒がれているが、世界とつながれるチャンスがそこにある。

YouTubeでもいいだろう。昔だったら自分の演奏、楽曲を発表していくのも一部の資産家のみのなせる業であった。

レコード、CD、DVDを10,000枚作ったら、段ボールに何箱も在庫を抱えることになる。

今は、演奏動画にせよ、楽曲にせよ、コンピュータの中に保存できる。

教育に至っては、頭の中に在庫はある。

 

余談だが、イタリアから当ホームページを経由してメールが届いた。

このメールに関しては、当音楽教室とはあまり関係のない内容、いわゆる営業メールであったが、イタリアともつながっていることを認識した。

 

日本には世界に誇るべき文化がある。

サブカルチャーと呼ばれるものだっていいじゃないか。今やサブがメインになりつつある。

アニメ、漫画、アイドル、ゲーム音楽、あるいはコスプレ。

そんな日本独自の文化を世界に発信していく、大げさに書いてあるが、理論的には音楽を通してそんなことも可能なのではあるまいか。

 

音楽観を語るとキリがないが、そんなことの一助にもなる音楽教室を目指している。

音楽で人生を豊かにする、だけでなく、音楽を通して世界に自己を発信する。そんな未来はすぐそこな気がする。

 

「まぐまぐ」で西尾幸司と検索して頂けると私のメルマガに行き当たる。

不定期での発刊だが、ここには書いていない音楽観も書こうと思っている。

ご興味あれば、ご検索いただきたい。

 

さて、今日は朝からレッスンだ。午前中のレッスンは珍しい。