『学芸大学』私の流派は？『ピアノ教室』
ふと、そんな事を考える。
幼い頃学んだ先生は、井○基○大先生のお弟子さん。井○流と言えるのだろうか。日本流？
その後はドイツ、フランス、、、特にアメリカで修行をされて来た先生には随分お世話になった。イギリス人の先生にもお世話になった。またロシア人としては、かの有名な、憧れの、今はお怪我をされてあまり演奏はされていない様だが、スタニスラフ・ブーニン先生の公開レッスンの機会も頂いた。
はてさて、私は何流なのか？
日本流から端を発し、ドイツ流？フランス流？はてはアメリカ流？ロシア流？
先月51になり、今までの音楽人生を振り返ることもしばしばだが、恐らく、「楽していい音出す流」だろう。楽をすると言うのは、決して手を抜くと言う意味ではない。
それぞれの先生方の学んでこられた長い歴史、脈々と受け継がれて来た流派、目指されて来た素晴らしい音楽、どれも今の自分を支える重要なものであるには違いない。
どんな先生も共通しておっしゃっていた事を思い出す。
「どんな音が出したいの？」
これが答えだと思う。
軽やかに弾きたい、じゃあ指を少し丸める。
伸びやかにレガートで柔らかく弾きたい、じゃあ指を少し伸ばす。
ショパンのバラード3番は「水」なのだそうだ。
「あなたのは、お馬さんね。」
ちょっと意味不明かもしれないな。
全ての先生は、まず「イメージ」を持ちなさい、こう言われてた事に今更気付く。
イメージの無いところに曲は生まれない、イメージの無いところに音は作れない。
楽譜には音の上がり下がりを記してある、縦。時間と共に楽譜で言うと右に流れる、横。
その前に、イメージ。
#学芸大学 #ピアノ教室