『学芸大学』マウリツィオ・ポリーニ考『ピアノ教室』
2024/03/26
『学芸大学』マウリツィオ・ポリーニ考『ピアノ教室』
前回の投稿から時間も経っていないが、再度投稿。
2024年3月23日、現代最高のピアニスト、マウリツィオ・ポリーニがこの世を去る。
思えば、ピアノを始めた当初より、憧れ、尊敬、おこがましいが、目標にしてきたピアニスト。
どこに憧れ、どこを尊敬し、どう言ったところが目標だったのか?
CDはリリースのたびに買い、来日の際にはコンサートへ出かけ、遠くイタリアローマで聴いた事もあったポリーニであったが、何にそこまでインスパイアされたか?一体全体、彼は何だったのか?
わずが18歳でショパン国際ピアノコンクールで優勝。ピアニストとしての華々しいデビュー、活躍を約束されていたにも関わらず、その後約10年間、姿をくらます。
まだ若い彼にとって、すぐさまコンサート活動を頻繁に繰り返す天才ピアニストの称号は必要なかったようだ。更なるレパートリーの開拓、勉強の為に10年を費やす。
レパートリーはバロック、バッハから現代音楽、シェーンベルク、ベルク、ウェーベルンは言うに及ばず、ルイジ・ノーノ、マンツォーニ、シュトックハウゼン、ブーレーズ、幅広いのレベルを超え、歩く音楽史の域だと思われる。
そんな彼にも嫌いな曲がある。
安易に人を喜ばせようとする音楽、過去の模倣に過ぎない音楽、他にもつらつらと、、、全て激しく同意出来る。
恐らく、リストの各種狂詩曲、ロシア物各種、ドビュッシー以外のフランス物、などなど、彼の美学には反していたのだろう。
現代音楽をこよなく愛するポリーニ。調性と言うものがなくなって以来、音楽が難解なものになったと言うプレゼンは実に的を射ていた。
現代音楽が難解で、モーツァルトは理解しやすいのか?
私にとっては、両方難解だ、と。
ポリーニに関しては折に触れ投稿したい。もう二度と生で聴くことは出来ないが、貴重な経験の数々を与えてくれた。
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