学芸大学駅周辺でのピアノ教室ならシェリー・アーツ音楽教室

ひとりの偉大な日本人音楽家、坂本龍一先生が逝ってしまった。71歳だったらしい。早過ぎる死。

若いころはYMOとして活躍、「ライディーン」の衝撃は今でも覚えている。

 

もちろん、後になってから知ることになるが、当時の時代の最先端シンセサイザー「MOOG」。

作曲の生徒には個別に教えているが、音の3要素（音量、音高、音色）を電気的に作る楽器。

その佇まいと、大きさから「箪笥」なんて呼ばれていたそうだ。

 

世の中の音は突き詰めると「サイン波」に行きつく。サイン波に各種「倍音」を加算することで、理論的にはいかなる音色も作ることが出来る。

ステージ上で、スポットライトを浴びながら「MOOG」を演奏？使うことで、「MOOG」が熱暴走したそうだ。

そんな苦労話を聞いたことがある。

 

その後も多種多様な音楽活動を行う、特にピアノの楽曲は美しい。

たくさんのアーティストと共演していた姿も思い起こすが、圧倒的な存在感、知性、知識、技術、感性は群を抜いていた。

何より、生涯をかけて音楽を広める仕事に従事したことは尊敬という一言では片づけられない。

 

音楽はライフワークである。豊かな人生を送るための最大のツールである。

シェリー・アーツ音楽教室ではピアノ、作曲、ボーカルをレクチャしているが、要するに人生を豊かにする方法をレクチャしていると自負している。

 

たとえそれが趣味であれ、お子さんの習い事であれ、発表する機会の多い方のレッスンであれ。

坂本龍一先生の域には到底及ばないが、自分も何のために愛媛県の片田舎から東京に出てきたのかを改めて考えさせられる出来事だった。

 

音楽の素晴らしさを、ピアノ、作曲、そしてボーカルを通して教えよう。

改めて考えることだ。

 

芸術は長く、人生は短い。

 

ピアノリサイタルも3カ月を切る。改めて、曲の素晴らしさが伝わるリサイタルにしよう。

そして、レッスンに来てくれている生徒さんには、その一端でも教えてさし上げられるようなレッスンをしよう。

 

謹んでご冥福をお祈りいたします。