『学芸大学』音楽理論『音楽教室』
あの小難しく、眠くなり、大半挫折する、音楽理論。
特に、崇高な趣味として、情操教育として、自身が楽しむ為にピアノを弾くのなら、理論など必要ないのかも知れない、、、否、やっぱり必要だ。

ラーメンでも、お寿司でも、焼き肉でも、何でもいい。じゃあ、ラーメンにしよう。あまり食べないが。
何故、あの店は美味しいのか、いつも流行っているのか、何より自分が好きなのか？
「分析」してみよう。
中太ちぢれ麺、深みのあるスープ、贅沢なトッピング、大将の人柄、店の雰囲気？
お客さんも自宅で再現したいかも知れない、少なくとも同業他社は偵察に来てるだろう、ラーメン雑誌？のライターは？舌の肥えた食通は？
何より、店主は？

食であれ、アパレルであれ、他サービスであれ、音楽であれ。人に何かを提供する時には、自信を持ってそうしたい。
ラーメン屋の店主は、麺に、スープに、トッピングに、雰囲気に自信を持っているに違いない。
兎に角、その「分析」に必要なものが「理論」だと言いたい。

麺の太さ、スープの出汁、トッピングの種類あるいは仕入れ先。一切わからず提供するだろうか？
「美味しければ、何でもいいじゃん。」
そんなラーメン屋があるだろうか？

音楽は？

ノリと雰囲気で話す教育者が、あまりにも多い。
もっと優しく、もっと大きく、挙げ句もっと歌って！
は？それって、あなたの感想ですよね？
何か、データあるんすか？

今日もやったが、未就学児やらビギナーやらのレッスンに、偽終止云々、借用和音云々、ピカルディ云々するつもりなど全くない。
音を覚える、リズムを覚える、記号の意味を覚える、立派な理論だ。
要は、人類の文化遺産たるバッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、、、。

ベートーヴェンは、もっと情熱的に、ショパンはもっと繊細に、って、何を言いたいのか全く理解できない。
ベートーヴェンの繊細な曲やら、ショパンの情熱的な曲はどうするのだろう。
こうやって弾きなさい、と模範を示してくれるのならまだいい。
しかし、模範通りに弾いても、それってあなたのコピーですか？？

ある程度弾けているなら、「分析」をしてみればいい。そして、その「分析」に必要な「音楽理論」を学べばいい。そう、「演奏家の為の音楽理論講座」スタートします。

何故、こんなに美しいのか？
何が、ここまで感動させるのか？
どうして、私はここが好きなのか？

そんな、超個人的な疑問に答えを見付ける、それも立派な「分析」です。必要なのは「音楽理論」です。

上手い人は、必ず自分の答えを持っています。自分の答えであり、万民に受けるとは限りません。また、それが正解かどうかは、もうベートーヴェンに聞くことは出来ないので、あの世とやらでお会い出来るまでは謎のままでしょう。

今日はレッスンの合間、レジュメを作っていました。
あれ？これってなんて言うんだっけ？ポピュラーの♭II、そうか「ナポリの六」か、、、。「ドリアの四」だとか「ピカルディの三」だとか、いろいろやったが、最近はモーダル・インターチェンジで片付けてたな、、、。普通クラシックでは使いません、モーダル・インターチェンジと言う言葉は。

何にせよ、理論、分析はお勧めです。
佐渡裕氏の、「第九」分析は凄かった。いつかお話しします。

私もまだまだ勉強して、上手くなりたいと思っています。
ただ弾くだけなら、誰でも弾きます。
私はプレイヤーではありません、パフォーマーです。
楽しくやりましょう！
#学芸大学 #音楽教室