ニューイヤー・コンサート
2023/01/23
昨日は、久しぶりの池袋東京芸術劇場でオーケストラコンサートを鑑賞。
ニューイヤー・コンサートと言うには、いささか時間が経ってしまったが、演目はそれをイメージしたものだった。
ピアノのコンサートにはたまに行くのだが、オーケストラは久しぶり。
ピアノの師匠のご主人がクラリネットを吹いているので、ご招待いただいた。
クラシック音楽の中でも、昨日演奏した作曲家、主にシュトラウスⅡのワルツやポルカが多かったが、これは軽音楽に分類される。
美しき青きドナウなど有名な作品だが、オーケストラの作品を作曲する、特にDTMなどなかった当時は相当の苦労があったことだろう。
楽譜に記した音を、実際に聴くわけにはいかない。
オーケストラの作品を作曲するときには、ピアノ曲、あるいはピアノ2台用の曲として書き始める作曲家も多いようだが、
ともかく、その楽器に試しに演奏してもらうとするならば、多くの演奏家に頼まなければならない。
ところが今はどうだろう。DTM、デスクトップミュージックの名前が示す通り、机の上でオーケストラ作品が書けてしまう。
更に、実際の楽器の音で初めから作曲を開始することが出来る。便利な世の中になったものである。
ただ、やはり生の演奏はCDなどとは全然違う。もうCDと言う時代でもなくなってしまったが。
16bit、44100Hz、詳しくはまた日を改めるが、それでは収録しきれない空気の揺らぎがあった。
音楽は空気の振動にすぎないが、現在のDTMでは空気を必要としない。
少なくとも作曲をするときには、DTMであろうがなんであろうが、空気の振動を意識するべきだと思う。
作曲とは、音楽理論のみで片付くものではなく、意識しなければならないことも多いと感じた一日だった。
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