株式会社シェリー・アーツ

ピアノを弾くということ。

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ピアノを弾くということ。

ピアノを弾くということ。

2023/02/12

ピアノを弾く行為は実に単純だ。頭で考えた音が出るように、指を下ろせばいい。
打鍵という言葉がある、自分はこの言葉は好きになれないが、頭で考えた通り、打鍵すればいい。
昔は、少なくとも自分がピアノを学び始めたころは、弾いていない指を高く上げる。これが教育だった。
今考えると、信じられない。未だにこんなことをやっているのか?
各指をばらばらに動かすためには、必要ない指は高く上げる。。。違う。

弾く指以外の指の力を抜けばいい。
すべての楽器に当てはまると思う。フィジカルな抵抗を極力減らす。音楽に肉体的な力、腕力はいらない。
腕力に頼っていると、歳を取ったら弾けなくなってしまう。
早く動かないのは訳がある。力が入るのには訳がある。すべてには訳がある。
そう思って、小学生のレッスンをした。
耳の非常にいい子で、テンペストを耳コピして弾く。すごい。
じゃあ、もう少し早く弾いてみよう。弾けない。
テクニックが無いから?いや違う。習っている期間が短いから?いや違う。力が入っているからだ。
この力が曲者だが。一生の課題となるだろう。
一流のピアニストがやっていることはすでに見切った。
若いころはいいだろう。歳を取ってからどうなるかだ。名高い若いピアニスト諸君。

コンクールというものがある。最近若いピアニストが書いた本を読んだ、自分としては熟読した。
「コンクール必勝法」なる章に興味をひかれた。
複数の審査員がいる。通常一番良い点の審査員と、一番悪い点の審査員を除外した、他の審査員の平均点で争われる。
と、言うことは、平均を目指せ、すべての審査員にそこそこの点をつけてもらう、これぞ必勝法!!そう書いてあった。
自分には出来ないと、そこで読むのをやめた。
心の底から軽蔑する、くだらない。自分がないのか?

リサイタルをやってみるべきだ。自分を表現してみろ。若い音楽家よ!一晩、自分の責任のみで聴衆を引きつけてみよ。
コンクールだ?審査員はリサイタルをやっているのか?ソロだ!
リサイタルが自分の実力だ。リサイタルが自分の居場所なのを再認識した。

イメージしたことが音になるように、フィジカルの抵抗を極限まで減らす。そのための練習。
軽やかな曲を苦悶の表情で弾いても仕方ない、そのための練習。
練習したことは、必ず本番に活かせる、活かせないのは修行が足らんのだよ。
早く弾けないのには訳がある、大きな音が出ないのには訳がある、レガートが出来ないのには訳がある。
すべてには訳がある。
訳を知りたかったら、シェリー・アーツ音楽教室へ!笑。

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シェリー・アーツ音楽教室
〒152-0002
東京都目黒区目黒本町2丁目11-15
電話番号 : 090-2629-9246


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